奥能登の天然塩

奥能登の天然塩

塩の専売特許が解除され、製造が自由化されてから久しいですが、今ではスーパーや高級食材店には様々な自然塩が陳列されています。

 

それぞれに特徴があり、ラーメン店やレストランの店主が全国を探し歩いた等という話もよく聞かれます。

 

日本では古来から海塩が使われてきました。塩の生産は、各地方の重要な産業でもあり、その技術も開発されてきました。

 

石川県の能登半島には、今日でも職人仕事による塩田が存在しています。
能登の塩作りの歴史は、5世紀頃までさかのぼると伝えられていますが、当初は海水を陶器製の壺で煮詰めていたとされています。
8世紀頃に「揚げ浜式」という、今に伝わる塩作りの製法が開発されました。

 

現在石川県珠洲市の仁江海岸の塩田では、この「揚げ浜式」製法によって塩作りが続けられています。この方式は、江戸時代から、能登の浜辺だけで続けられてきた方法です。
海から運んだ海水を塩田にまき、水分を蒸発させ、凝縮した塩水を釜で煮詰めます。この技法は、400年以上の歴史があり、現代には一子相伝で受け継がれてきました。

 

この奥能登の「揚げ浜塩」は、工場生産の塩と異なって旨味が大変多いのが特徴です。舐めてみれば、その旨味とともに、口どけの良さが実感されると思います。

 

この製塩法は、重要無形民俗文化財に指定されています。

 

毎年夏に仁江町では、観光客が塩作りを体験できるイベントが開催されていますので、興味のある方は、親子で参加して伝統製塩法を体験してみてもいいですね。

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