伝統の水あめ

伝統の水あめ

「俵屋」って聞いたことがありますか。米屋ではありません。石川県金沢の一番古い飴屋さんです。創業が天保元年(1830年)、百八十年を超える歴史を誇ります。

 

ここの名物はもちろん飴です。創業者が、母乳が出ない母親たちを救うべく考えたのが始まりだそうです。

 

飴の甘みは穀物由来で、米と大麦が原料です。
この地では、昔から、妊産婦や病人の体力増進に用いられ、また赤ちゃんの栄養源としても用いられてきたそうです。

 

この飴は、水飴ですので、器からそのまま箸で巻きあげて舐めるのが一般的です。砂糖や添加物の入ったお菓子と違い、原料の良さもあり、甘みが柔らかくしつこくありません。
この原料の良さを生かして、純粋な調味料としても重宝されています。味醂代わりに照りをつけたり、また紅茶やココアといった飲料に混ぜて頂いたりします。
寒い日は、湯飲み茶碗にじろ飴を適量入れ、湯を注ぎ、口でふきふき飲むと身体も温まりほっとします。風邪の時は、これに生姜を入れて飲めば、身体も温まり、滋養にもなります。
俵屋の代表する商品は「じろあめ」ですが、この他にも、「じろあめ」より、さらりとした味わいと粘度の「粟飴」や、割って食べる「おこしあめ」などがあります。

 

俵屋の本店は、金沢市小橋町にありますが、のれんがかかった店は、実に風情ある趣きです。

 

石川県在住の人と出会うことがあれば、是非立ち寄って、伝統の飴をご賞味下さい。

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